前回、ブラック保育園の実態についてご紹介しました。

自分の子供はそんな保育園に預けたくないですよね?
今日は、元従業員の管理人がブラック保育園の見分け方のポイントをご紹介します。
- ブラック保育園に子供を預けたくない
- 子どもを保育園に預けたいけど、どういった園が良いか分からない。
- 安心して預けられる保育園を知りたい。
こんな悩みをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
子供にとってのブラック保育園の見分け方


安全で安心な保育園に預けたいと思うのは親として当然ですよね。
と言って予備知識ゼロでブラックかホワイトかを見抜くのは難しいでしょう。
園側は入園してほしいに決まってるので、説明会では良いことばかり聞かされます。
そこで、元従業員の管理人がここをチェックしておくと良いよ!というポイントをご紹介します。
預けてから後悔しない為にも、ぜひ最後まで読んでください。
子どもの数に対する保育士の数を確認しましょう

保育士の配置基準は法律で以下の通り決まっています。
年齢 | 人数 |
0歳児 | 子ども3人に対し保育士1人 |
1~2歳児 | 子ども6人に対し保育士1人 |
3歳児 | 子ども20人に対し保育士1人 |
4歳児以上 | 子ども30人に対し保育士1人 |
が、育児をされてる方はわかると思いますが
ハッキリ言ってこの基準で子供を安全に見守ることはほぼ不可能です。
歩き始め、動きたい盛りの1~2歳児6人を一人で面倒をみて、且つ、安全を担保するのって。

もはや神業ですよね。
少ない保育士で定員目いっぱいまで預かるような保育園はどうでしょう?
管理人が勤めていた保育園は3歳児20人を一人の保育士さんが担当していて
ケンカや事故が日常茶飯事でした。
基準は満たしていても、はっきり言って手が回っていませんでした。
スタッフ数ぎりぎりで運営している保育園はお勧めできません。
子供の事を思えば基準数以上に配置している保育園もたくさんあります。
お子さんの年齢に対する保育士の数を確認しましょう!
テーブルや机、備品はキレイか(壊れたりしていないか)
ブラック保育園では、
子供たちが使うテーブルやイスなど予相当壊れない限り新調されません。
私が勤めていた保育園では、
テーブルの脚のが折れてるのにガムテープで補強してあることもざらでした。



子どもたちの安全を考えたら、とても使えないものです。
我が子が食事や活動をする時には、安全で衛生的な道具を使ってほしいですよね。
子どもが安全に過ごす環境が整えられない保育園はお勧めできません。
必要経費をもったいぶるのは
経営者がワンマンや、利益追求型の場合が多いです。
おもちゃの数は適正か、また壊れたり汚れたりしていないか


前項に通じますが、ブラック保育園では
おもちゃにも予算が下りません
かじってボロボロになったニューブロック
タイヤやパーツの取れたプラレールや車のおもちゃ。
衛生的でないものや壊れて危険なおもちゃが置いてある保育園は安全面でも疑問です。
おもちゃの状態だけでなく、数が適正かも聞くようにしましょう。
乳幼児に「貸して・あとでね」のやり取りはまだまだ難しいです。
- 少ないおもちゃを取り合ってケンカ→先生の目が行き届いていなくて怪我をする
- 壊れたおもちゃを使って怪我をする
なんてこともあるあるでした。
可能ならおもちゃを見せてもらうと良いでしょう。
実際の保育活動をみせてもらう


見学・説明は午睡中やお散歩中など、比較的静かな時間にされることが多いですが
保育活動を見学させてもらうと園のカラーが分かります。
午睡中に行った場合は子どもの寝姿勢をチェックしましょう!うつぶせ寝の子がいるのはNGです!
※うつぶせ寝、午睡中の呼吸チェックに関して詳しくは↓の記事をどうぞ
園児の様子や、指導する保育士の様子をみて
「自分の子供に合っているか?」を考えてみましょう。



いう事を聞かない子、問題行動をした子への接し方が威圧的な保育園では子供が委縮してしまいます。
特に発達が気になる子や集団行動が好きではない子は注意が必要です。
でも書きましたが、保育士さんの数うがギリギリでは
個別にサポートしてもらう事は難しいです。
保育理念を確認する
園の理念や保育方針を確認しましょう。
自分語りや、えらそうな御託を並べる保育園は要注意です
保育園の経営者の中にはなぜか
- 高圧的な人
- カリスマ性を追求する人
- 世直し請負人を自負する人
- 独自の育児論を展開する人
な人がごろごろ居ます。



経営者の自己顕示欲の為に運営しているタイプの保育園は注意が必要です。
以前勤めていた保育園は、
団体行動を乱す子どもは悪!集団で目標に向かって邁進せよ!みたいな保育園で
子どもの個性などお構いなしで、自社開発の自己啓発ビデオを見せられてました。
もちろんちゃんと見ない子は怒られてました。
対して
「その子に合った保育、その子の創造性を大切にしたい」という保育園はどうでしょう?
個性や特性を大切に育てられた子供は自己肯定感も上がると思います。
【子供にとってのブラック保育園を見抜く方法】まとめ


いかがでしたか。今回は「子どもにとってのブラック保育園を見抜く方法」をご紹介しました。
- 子どもに対する保育士の数を確認する
- テーブルや机、備品はキレイか(壊れたりしていないか)
- おもちゃの数は適正か、また壊れたり汚れたりしていないか
- 実際の保育活動をみせてもらう
- 保育理念をかくにんする
子どもにとって、なにがブラックか?は一概に言えませんが
安全面やメンタル面を考慮して
元従業員の立場から解説してみました。
ブラック・ホワイト、両方の園で働いてみて一番感じたのが
預けられる保育園によってこんなにも扱いが違うのか
という事でした。
一方では怒鳴りつけられ、一方では優しく諭してもらえる。
乳幼児期の子供たちにとって保育園は第二の家庭といって過言ではないと思います。
金額や通いやすさももちろん大切ですが、
保育園の質の事も考えるときの参考にしてもらえると幸いです。